Q: アンテナの取付け方
A:

アンテナを立てる前に大切なことは、どんなアンテナを、どこに立てれば一番良い画質が得られるかを判断することです。

 1.アンテナ設置場所の選定

アンテナ設置場所の選定は、良い画質を得るための重要なポイントです。
そこで設置場所の選び方として、

(1)場所、高さ、方向を変えて、各チャンネルとも画質が良いところを入念にさがします。

@アンテナの前の障害物をさけて見透しのきく場所を選んで下さい。
AVHFアンテナを地上より出来るだけ高く揚げた方が良い画質が出ます。
BUHFアンテナはハイトパターンがありますので高さを変えて良く映る位置を見つける必要があります。

(2)

雑音の発生源である自動車などが通る道路、ネオン看板などからはできるだけ離して設置して下さい。(1図) D55-10-1.jpg (42793 バイト) (3) 万一アンテナが倒れても、電力、電灯線などに触れない位置と高さにして下さい。
又、電力、電灯線も雑音の経路となりますので離して下さい。(2図)
D55-10-2.jpg (36624 バイト)
1図 アンテナ設置場所の選び方 2図 電力線と隔離

 軒出金具でアンテナを取付〈近距離用〉

@

VHFアンテナ

D55-10-3.jpg (55655 バイト)

A UHFアンテナ
B マスト
C UV混合器
D アンテナ線
E アンテナ線保持具(バンド式)
F アンテナ線保持具(ネジ式)
G 軒出金具
H 2分配器
I UV分波器

 屋根馬でアンテナを取付〈中・遠距離用〉

@

VHFアンテナ J アンテナ線保持具(バンド式) D55-10-4.jpg (38855 バイト)
A UHFアンテナ K アンテナ線保持具(カワラ用)
B UVブースター L アンテナ線保持具(ネジ式)
C アンテナ線 M 3分配器
D マスト N UV分波器
E ステーリング D55-10-5.jpg (27876 バイト)
F 支線留め
G ジョイント
H 支線
I 屋根馬
Q: ブースターの用途と特徴について
A:

電波の弱い地域や分配端子数が多く壁面端子のレベルが不足する場合、電波を強くする機器がブースターです。ブースターには種類が多く市販されております。そのため、使用目的により、用途、使用条件などを留意し正しい使い方が必要です。

 ブースターを各条件により分類すると次のようになります。

  (1)受信周波数帯域による分類

@VHF(FM含む)・UHF・BSの夫々単独
AVHF(FM含む)・UHFの組合わせ一体
BVHF(FM含む)・UHF・BSの組合わせ一体

  (2)利得(増幅度)による分類

ブースターの増幅能力を示す性能値で入力レベルと出力レベルの比で表されます。20dB・25dB・30dB・35dB・40dB等の種類があります。1例として、表7−1に特性例を示します。

ブースターはアンテナから入ってきた電波が弱い時に電波を強くするもので電源部と増幅部から構成され、次の3種類に分かれております。

一体型……

1つの箱に電源部と増幅部が一緒に入った構造で@屋外用とA卓上用の2種類がある。
分離型…… 電源部と増幅部が別々の箱に入った構造で電源部は室内に置き増幅部はアンテナの下に取り付ける。Bセパレート型がある。

 設置条件による分類

@

セパレート型ブースター(屋外用)

A 電源内蔵型ブースター(屋外用)
電源部と増幅部が別々に分かれたブースターです。特に電波の弱い場所で使用します。
屋外アンテナのすぐ下に増幅部を取付け、室内の電源部は100Vを30V以下の危険のない電圧に下げて、アンテナ線(同軸ケーブル)を通して増幅部に供給します。
注)従って電源部から増幅部の間の分配器等は電流通過型、またはACパスと表示のある機器が必要です。(下図参照)
電波の弱い場所でブースターを使用する場合、アンテナ線(同軸ケーブル)を通して電源を送ることが困難な時は、屋外用の電源内蔵型ブースターを使用して家屋の壁面、又はベランダ等に直接取付けるか、BOXに収納して設置を行います。その場合、電源100Vの引込みに危険がないよう注意が必要です。なを、注)の分配器等の電流通過型は考慮する必要はありません。(下図参照)

D55-10-6.jpg (48469 バイト)

D55-10-8.jpg (74745 バイト) D55-10-7.jpg (35656 バイト)
B 電源内蔵型ブースター(屋内用)
一般に、卓上型ブースター又はビデオブースターと呼ばれる機器で1台のテレビでは充分映る場合に、更にテレビまたはビデオを増設する必要がある時、分配器やアンテナ線による電波の減衰を補償して正常な映像を出すために使用します。

 ホーム受信システム用機器使用上の注意事項

  (1)ブースター

@ ゴーストはブースターで改善は出来ません。
A 入力レベルが大き過ぎると、混変調や相互変調で、画像にウインドワイパーやビート妨害のトラブルが出ます。その時は入力レベル調整器でレベルを下げてください。
Q: 分配器について
A:

テレビ電波を2つ以上の経路に等分に分ける機器で、分配する数により2分配器・3分配器・4分配器・6分配器があります。分配する数が多くなる程、分配損失も増加します。又、出力端子に空き端子があるときには、ダミー抵抗を取り付けて下さい。

又、次のような条件による種類もあります。

@アンテナ線による区分……フィーダー用と同軸ケーブル用
Aケースによる区分  ……プラスチックケースと金属ケース
B通過電気による区分 ……1端子電通型(AC用)と全端子電通型(DC用)
C設置場所による区分 ……屋内用と屋外用
D受信周波数による区分……UV用とUV・BS用

D55-10-9.jpg (93304 バイト)

Q: 混合器について
A:

UHFとVHFの電波を別のアンテナで受信したり、到来方向の異なる電波を夫々のアンテナで受信する場合、これらの電波を干渉なく1本のアンテナ線にまとめて伝えるものが混合器です。

混合器には、U・V混合器、U・U・V混合器、U・U混合器、BS・UV混合器があります。

D55-10-10.jpg (7871 バイト) D55-10-11.jpg (34665 バイト)

混合器の接続図と特性例

Q: 分波器について
A:

テレビの入力端子はUHFとVHFが別々になっているので、テレビにアンテナ線を接続する場合、その先端に混合器と逆の機能をもった機器(混合器の入・出力端子を逆にしたもの)を必要とします。これが分波器です。

※[最近のテレビはUVアンテナ端子が1個で分波器が内蔵されております。

D55-10-12.jpg (32127 バイト)

D55-10-13.jpg (7524 バイト)

分波器の接続図と特性例

Q: 分岐器について
A: 分配器は電波を平等に分けますが、分配器は幹線から電波の一部を分岐するときに使う機器で、分岐する数により1分岐器、2分岐器、4分岐器があります。幹線の入力端子から入った電波は大部分が出力端子に出ますが、その1/10位が分岐端子から出るようになっております。出力端子に空き端子があるときには、ダミー抵抗を取り付けて下さい。

又、次のような条件による種類もあります。

@アンテナ線による区分……フィーダー用と同軸ケーブル用
Aケースによる区分  ……プラスチックケースと金属ケース
B受信周波数による区分……UV用とUV・BS用

D55-10-14.jpg (68182 バイト)

D55-10-15.jpg (16623 バイト)

D55-10-16.jpg (24097 バイト)

分岐器と特性例
Q: テレビアンテナの種類について
A:

受信アンテナを選ぶ場合は受信帯域電波の強さ、ゴーストの状況などを考慮して、必要な性能のアンテナを選定する事が大切です。

受信アンテナ
FM用アンテナ
  76〜 90MHz ……………………………………室内・3・5・8・10素子
VHF用アンテナ
  90〜222MHz〈1〜12チャンネル〉 …………室内・5・8・10・12素子
※ 90〜108MHz〈1〜3チャンネル〉 …………室内・3・5・8素子
※印は現在あまり使用されません。
※170〜222MHz〈4〜12チャンネル〉 …………5・8・10・12素子
特殊アンテナ
 U混合器内蔵VHFアンテナ………………………5・8素子
 UV同一方向アンテナ〈1〜62チャンネル〉……12〜22素子
 UHF用アンテナ
 13〜62チャンネル……………………………………室内・8〜25素子
 13〜46チャンネル……………………………………8〜25素子
 30〜62チャンネル……………………………………8〜25素子
BSアンテナ
 11.7 〜12.0 GHz
CSアンテナ
 12.25〜12.75GHz
VHFアンテナ UHFアンテナ FMアンテナ

D55-10-17.jpg (14025 バイト)

D55-10-18.jpg (13514 バイト)

D55-10-19.jpg (12212 バイト)

室内アンテナ BSアンテナ CSアンテナ

D55-10-20.jpg (13375 バイト)

D55-10-21.jpg (8119 バイト)

D55-10-22.jpg (10515 バイト)

  受信帯域と性能例

受信アンテナにはそれぞれ受信帯域があります。これはアンテナのいろいろな性能が所定の規格を満足している周波数の範囲をいいます。

第3.1図に示すように、VHF受信用には、全帯域(ch1〜12)、ローチャンネル(ch1〜3)とハイチャンネル(ch4〜12)の各広帯域アンテナとチャンネル専用アンテナがあります。また、UHF受信帯域は、L帯域(ch13〜30)、M帯域(ch31〜44)、H帯域(ch45〜62)の3つ区分されておりますが、UHF受信用アンテナとしては、LM帯域、MH帯域および全帯域の3種類があります。

一般に、受信帯域の広いアンテナほど利得は低くなり、帯域の狭いアンテナほど利得は高くなります。

アンテナを選ぶときは、その地域で受信するチャンネルとそのアンテナの受信帯域が合致していることが大切です。

前のページへ

先頭のページへ