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芯材と辺材について

投稿日:2015/9/19

木材
Q:芯材と辺材について

 

A:木材の中心に近い部分から取ったものを芯材、樹皮に近い周辺部から取ったものを辺材といいます

 

芯材

樹心近い部分を心材という。樹脂が多く組織が密で、虫害の影響が少なく、強くて狂いが少ない。赤身ともいわれている。

辺材

樹皮に近い部分を辺材という。心材にくらべると材質は柔らかく、「フシ」がでやすく狂いやすく、「クサリ」やすい性質。

 

Q:柾目と板目、木表と木裏について

 

A:柾目は、年輪が平行模様のものをいい、板目は年輪が波形や山形の模様のものをいいます。板目には木表と木裏があり、木表は板目材の樹皮に近い部分をいい、木裏は心材(樹心)に近い部分をいいます。

 

 

柾目

年輪が平行状態になっている。板の収縮、ネジレ、割れが少ない。無節材が取れやすい。

板目

年輪が波型模様や山型模様がでている。収縮や「ソリ」の狂いが大きいが反面、広巾の板が取りやすい。

 

 

木表

樹皮に近い部分を木表という。木表は木裏より収縮が激しく、乾燥するにしたがって木表側に「ソル」性質がある。

木裏

板目材で心材(樹心)近い部分を木裏という。節が多く、「サカ目」が立ちやすいので「カンナ掛け」注意する必要あり。

 

 

Q:木は乾燥するとどちらに反りますか

 

A:木はもともと木表の方に水分を多く含んでいますので、乾燥すると木裏に比べ木表の方が大きく縮んで下図のように反ります。

 

木表

木裏

 

 

木表

木裏