車のライトの電球の種類・交換方法

Ｑ：電球（バルブ）の種類

Ａ：電球は大きく分類すると「白熱電球」と「ハロゲン電球」の2種類あります。

ハロゲン電球

ハロゲン電球は石英ガラス又は硬質ガラス内にタングステンフィラメントを張り、クリプトンなどの不活性ガスにハロゲン化合物を添加したガスを高圧封入（１気圧以上）したもの。

白熱電球

白熱電球は軟質ガラス内にタングステンフィラメントを張り、アルゴンや窒素などの不活性ガスを低圧封入（１気圧以下）したもの。

乗用車、二輪車は12Ｖ、トラック、バスなどの大型車は24Ｖの車両電圧の設定が一般的である。

Ｑ：電球（バルブ）の選び方

Ａ：自動車用電球は基本的にハロゲン電球、白熱電球共、装着する車両の灯具（ランプ）で適合バルブが決定します。

白熱電球の場合

自動車においては、ブレーキ（ストップ）ランプ、ウィンカー（フラッシャー）ランプ、クリアランスランプ（車幅灯）、ルームランプ（車内灯）、メーターランプなど、ヘッドランプ、フォグランプを除いてほとんどの照明に使用されています。

W球

フィラメントが主線と副線の２本（通常21／５Ｗ球のように主／副のワッテージが表示されています）。ストップランプのように一つの灯具でストップとテールの２つの用途となっている場合に使用されます。

S球

フィラメントが主線の１本のみであり、１つの灯具で１つの用途で設定されている灯具に使用されます。

ハロゲン電球の場合

基本的にヘッドランプ、フォグランプなど、主要外装照明に使用されています。

車種、型式（年式）、また、使用用途によって、定格及び形状（ソケット形状）がそれぞれ異なる。バルブ交換に当たっては、事前に定格、形状の確認をしてください。

Ｑ：電球の交換方法について

Ａ：クリアランス及びサイドターンのバルブ交換方法

①ユニットを設定しているネジを外し、ユニットごと引っ張るように外す。

②ソケットからバルブを外し、ワッテージを確認した上で新しいバルブを装着し、外したときと逆の要領でソケットをセットする。

③ボディーを傷付けないように注意しながらユニットをセットし、ネジをとめて作業終了。

※自動車メーカーにより違っていますので、確かめて行ってください。

よく使われるバルブ

フロントターンのバルブ交換方法

①レンズ部のネジを緩めて、レンズごと外す。

②新しいバルブを、外したときと逆の要領でセットする。

③反射鏡やガラスの汚れをとり、レンズを元どおりに装着し作業終了。

よく使われるバルブ

ハロゲンヘッドライトのバルブ交換方法

①カブラー及びゴムカバーを外す。カブラーは強く引くことにより外れる。

②次にスプリングを押し ながらズラして外し、ながらズラして外し、バルブを抜き取る 。

③新しいバルブを装着し、今度はスプリングを押し込みながら横へズラすようにセットする。バルブをつかむときは素手でガラス部に触れないように。

④ゴムカバーの「ＴＯＰ」という文字を上部にあわせゴムカバーをセットし、次にカブラーをしっかり差し込む。最後に点灯確認を行い作業終了。

※自動車メーカーにより違っていますので、確かめて行ってください。

よく使われるバルブ

テールランプのバルブ交換方法

①トランク内の後部内張りをめくり、ランププレートのツメを外し、プレートを取り出す。

②プレートにはライセンス以外のバルブが装着してある。

③切れているバルブを外しＷ数、口金形状を確認した上で新しいバルブを装着する。バルブの脱着はガラス部をつかみ軽く押しながら回す。

④ランププレートをセットした後、後部内張りを元に戻し作業終了

よく使われるバルブ